内容説明
「スウェーデンのディクスン・カー」と称されたヤーン・エクストレムによる不可能犯罪の名品!ウナギ漁のための小部屋のような仕掛け罠のなかで、地元の大地主の死体が発見された。入り口には外から錠がかけられ、鍵は被害者のポケットに―そう、完璧な密室殺人だったのだ。さらに、遺体には一匹のウナギがからみついていた!被害者をめぐる複雑な人間関係、深まる謎また謎…かつて、ミステリー・ファンを騒然とさせた、幻の一作。
著者等紹介
エクストレム,ヤーン[エクストレム,ヤーン] [Ekstr¨om,Jan]
1923‐2013。スウェーデン中部ファールン生。広告業界で活躍する一方、1961年に作家としてデビュー。国内のミステリー賞を受賞する他、作品は映画化もされた。ミステリー作家団体の活動にも尽力した
瑞木さやこ[ミズキサヤコ]
大阪外国語大学デンマーク・スウェーデン語学科卒。ウプサラ大学スウェーデン語課程修了。フリーランスでスウェーデン語・デンマーク語の翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
ウナギ取りの罠小屋の不可能殺人!
「スウェーデンのディクスン・カー」、幻の名作
1960年代のスウェーデンに、こんな不可解な密室殺人が眠っていたとは……。
ウナギのように「つかみどころ」がなく、解決不可能に見える奇怪な現場の状況。
ディクスン・カーも青ざめるほどの「つなわたり」のトリックに?然、そして呆然。
――折原一氏(作家)
「スウェーデンのディクスン・カー」と称された、ヤーン・エクストレムによる不可能犯罪の名品!
ウナギ漁のための小部屋のような仕掛け罠のなかで、地元の大地主の死体が発見された。
入り口には外から錠がかけられ、鍵は被害者のポケットに――
そう、完璧な密室殺人だったのだ。
さらに、遺体には一匹のウナギがからみついていた!
被害者をめぐる複雑な人間関係、深まる謎また謎……
かつて、本作を初めて日本に伝え、ファンを騒然とさせた、ミステリー研究家・松坂健氏の紹介文を付す。