内容説明
「ぼく」は6年ぶりにパリへ帰ってきた。ともに暮らしていたママが死んでしまい、からっぽのアパートは孤独を深めるだけだった。だが今日はクリスマス・イヴ。にぎわう街の憧れの店へ食事に入ると、小さな娘を連れた美しい女性に出会う。かつて愛した運命の人に似た、若い母親に…彼女が思いもかけないドラマへと、「ぼく」を導いていく!「戦後フランス・ミステリー界最高の人気作家」と称されるフレデリック・ダールが贈る、まさに予測不能、謎と驚きに満ちた名品。
著者等紹介
ダール,フレデリック[ダール,フレデリック] [Dard,Fr´ed´eric]
1921年、フランスのイーゼル県に生まれる。サン・アントニオ警視を主人公にしたミステリーが大ヒット、180冊をこす人気シリーズとなり、戦後フランスで最も愛された作家と称される。1956年、フランス推理小説大賞を受賞。300冊近い著書を残し、2000年にスイスのフリブールで没した
長島良三[ナガシマリョウゾウ]
1936‐2013。出版社で翻訳書等の編集をつとめるかたわら翻訳をはじめ、1975年より専業となる。おもにフランス文学を手がけ、モーリス・ルブラン、ポワロー&ナルスジャック、ジョルジュ・シムノン、フレデリック・ダール等のミステリーのほか、『エマニエル夫人』『O嬢の物語』等、幅広い訳書を多数残す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
「ぼく」は6年ぶりにパリへ帰ってきた。ともに暮らしていたママが死んでしまい、からっぽのアパートは孤独を深めるだけだった。だが今日はクリスマス・イヴ。にぎわう街の憧れの店へ食事に入ると、小さな娘を連れた美しい女性に出会う。かつて愛した運命の人に似た、若い母親に……彼女が思いもかけないドラマへと「ぼく」を導いていく! 「戦後フランス・ミステリー界最高の人気作家」と称されるフレデリック・ダールが贈る、まさに予測不能、謎と驚きに満ちた名品。