扶桑社ミステリー オシリスの呪いを打ち破れ〈上〉

内容説明

地中海で沈没船の調査をしていたＮＵＭＡ（国立海中海洋機関）のオースチンはそこで不可解な救難連絡を受け取る。「こちらはドクター・レナタ…わたしたちは攻撃されました…」。発信元であるシチリアの離島、ランペドゥーザに急行したオースチンが目にしたのは黒煙に覆われた島と無数の亡骸だった―。同じ頃チュニジアにいたＮＵＭＡのトラウト夫妻は、北アフリカ諸国の水源たる地下水が忽然と姿を消してしまったことを知った。今、地中海世界が未曾有の恐怖に呑み込まれようとしていた。

著者等紹介

カッスラー，クライブ［カッスラー，クライブ］ ［Ｃｕｓｓｌｅｒ，Ｃｌｉｖｅ］
テレビ業界から作家に転身、１９７３年に架空の組織ＮＵＭＡ（国立海中海洋機関）に所属する特殊任務官を主人公とする『海中密輪ルートを探れ』で作家デビュー。同主人公の活躍を描くダーク・ピット・シリーズのほか、幾多のシリーズを送り出し、作品は世界的ベストセラーとなっている。印税をもとに実際にＮＵＭＡを設立し、多くの沈没船や行方不明船の発見にも尽力した。２０２０年死去

土屋晃［ツチヤアキラ］
東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

出版社内容情報

地中海で沈没船の調査をしていたNUMA（国立海中海洋機関）のオースチンはそこで不可解な救難連絡を受け取る。「こちらはドクター・レナタ……わたしたちは攻撃されました……」。発信元であるシチリアの離島、ランペドゥーザに急行したオースチンが目にしたのは黒煙に覆われた島と無数の亡骸だった――。同じ頃チュニジアにいたNUMAのトラウト夫妻は、北アフリカ諸国の水源たる地下水が忽然と姿を消してしまったことを知った。今、地中海世界が未曾有の恐怖に呑み込まれようとしていた。