商品説明内容説明
お城に松の木が植えられているのは、じつは松の皮は食べられるから。加藤清正が築いた熊本城も至るところに篭城に備えた救荒食が隠されている。戦国〜江戸の武士たちはじつに植物知識が豊富で、人々は身分を超えて皆、植物を愛でていた。大名の素晴らしい大庭園、市井の人が路地裏で育てる鉢植えの種類の多さには、江戸を訪れたヨーロッパ人も驚いている。本書では戦国〜江戸時代、植物を愛した武士たちの優れた知恵と技術を紹介する。
目次
第1章 徳川家康は、なぜ江戸を都に選んだのか―家康が築いた植物都市
第2章 完全リサイクルの循環型社会ができるまで―大名が投資したイネという植物
第3章 お城にはなぜ松が植えられているのか―植物を戦いに利用した戦国武将
第4章 三河武士の強さは味噌にあり―地域の食を支える植物
第5章 織田信長はトウモロコシが好き―戦国武将を魅了した南蛮渡来の植物
第6章 門外不出だったワサビ栽培―家康に愛され名物となった植物
第7章 花は桜木、人は武士―武士が愛した植物、サクラの真実
第8章 ヨーロッパ人を驚かせた園芸大国―植物を愛する園芸家となった武士たち
第9章 徳川家の家紋はなぜ三つ葉葵なのか―武将が愛した植物の家紋
著者等紹介
稲垣栄洋[イナガキヒデヒロ]
1968年静岡市生まれ。岡山大学大学院修了。専門は雑草生態学。農学博士。自称、みちくさ研究家。農林水産省、静岡県農林技術研究所などを経て、静岡大学大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
西欧の紋章はドラゴンや薔薇など華美で勇壮なのに
日本の武将の家紋は雑草ばかり!?
お城に松の木が植えられているのは、
じつは松の皮は食べられるから。
加藤清正が築いた熊本城も至るところに籠城に備えた
救荒食が隠されている。
織田信長は伊吹山に薬草園を開き、徳川家康は
薬草マニアとしても有名だ。
そんな植物知識の豊富な武将たちが、家紋として選んだのが、オモダカやアオイなどの雑草だった。
戦国から江戸時代、人々は身分を超えて皆、植物を愛でていた。
大名の素晴らしい大庭園、市井の人が路地裏で育てる鉢植えの種類の多さには、江戸を訪れたヨーロッパ人も驚いている。
本書では戦国〜江戸時代、植物を愛した武士たちの優れた知恵と技術を紹介する。
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