内容説明
知の探究者に大反響!『乱読のセレンディピティ』待望の続編!話すことは、読むことより容易であるように考えるのも、教育のつくり上げた迷信である。何でも話せるわけではないが、文章にするよりはるかに多くの深いことを伝えることができる。もちろん、愚にもつかぬ“おしゃべり”が多いけれども、本当の心は、文字ではなく、声のことばにあらわれる、ということを理解するのは、いわゆる教養以上の知性を必要とする。聞くこと、話すことには発見がある!シロウト同士の放談で、教養以上の英知が身に着く。
目次
目の思考・耳の思考
乱談
セレンディピティ
乱読のセレンディピティ
談笑の妙
三人会
月光会
文殊の知恵
脱線
呉越同舟
ブレイン・ストーミング
専門を超える
触発
競争
乱調
自家争鳴
日本語・立つか寝るか
不乱
断吟行
“よく学びよく遊べ”
第四人称
第五人称
著者等紹介
外山滋比古[トヤマシゲヒコ]
1923年、愛知県生まれ。お茶の水女子大学名誉教授。東京文理科大学英文科卒業。雑誌『英語青年』編集、東京教育大学助教授、お茶の水女子大学教授、昭和女子大学教授を経て、現在に至る。文学博士。英文学のみならず、思考、日本語論などさまざまな分野で創造的な仕事を続ける。著書には、およそ30年にわたりベストセラーとして読み継がれている『思考の整理学』(筑摩書房)をはじめ多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
外山 滋比古[トヤマシゲヒコ]
著・文・その他