内容説明
「あっ!これが死臭なのか…!!」遺品整理のプロ・吉田太一が足を踏み入れた現場には、さまざまな人間ドラマが隠されていた。遺産相続争い、恋愛のもつれ、遺族の不仲、人に知られたくない性癖…。これまでにない新しい視点と独特の語り口で読者に迫る、大ヒットノンフィクション作品待望の文庫化。
目次
死臭に気づかなかった理由
放火、焼死、そして賠償
死んでからも、なお孤独
知られたくなかった性癖
奇妙な依頼主
住所のない家
ストーカーの執念
消えた実印
行き場のない形見
突然のクレーム電話〔ほか〕
著者等紹介
吉田太一[ヨシダタイチ]
キーパーズ代表取締役。1964年大阪市生まれ。日本料理の板前を経て佐川急便に5年間勤務後、28歳で軽トラックから一人で引越運送業を始める。以降、日本初の「ひっこしやさんのリサイクルショップ」を開業。2002年「天国へのお引っ越し」をキャッチフレーズとした日本初の遺品整理専門会社「キーパーズ」を設立。最近では本業以外に「孤立死」を防ぐための取り組みとしてDVDの作成配布や孤立死防止の啓蒙活動を積極的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)