決定の正当化技術―日仏都市計画における参加形態と基底価値

著者:内海 麻利【著】
出版社:法律文化社

商品説明

内容説明

政府はどのように都市計画の決定を正当化するのか?日仏の都市計画の決定過程を素材として、政府が正当化理由をどのように用いて決定するのか(=正当化技術)を明らかにする。さらに、市民の参加や価値観が政府の決定にどのように影響力を持ちうるかを正当化技術によって説明する。



目次

第1部 決定の「正当化技術」を解明する意味(本研究の問題関心―政府はなぜ、どのように決定を正当化するか;研究の枠組み―正当化理由、正当化の論拠、正当化技術;研究の方法―時期の決定、理由の源泉、理由の選択、因果関係;研究の素材と対象―日仏都市計画という素材に着目する理由;先行研究―これまでの研究と本研究の意義)
第2部 日仏の都市計画法制と即地的詳細計画(日本の都市計画法と地区計画;フランスの都市計画法とPLU;小括)
第3部 立法過程における正当化技術―実証研究その1(日本の地区計画策定手続の立法過程;フランスのコンセルタシオン創設の立法過程)
第4部 執行過程における正当化技術―実証研究その2(日本の地区計画策定手続の執行過程;フランスのPLU策定手続の執行過程)
第5部 決定の「正当化技術」の解明―研究のまとめ(本研究で検討した内容;前提の確認;正当化技術の解明;正当化のメカニズム;立法過程・執行過程の異同と関係;本研究で得られた知見とその意義;残された課題)



著者等紹介

内海麻利[ウチウミマリ]
駒澤大学法学部教授。京都市生まれ。1998年横浜国立大学大学院工学研究科博士課程修了。博士(工学)。都市計画における法令と条例の関係をテーマとして学位(工学)を取得したのち、都市計画を素材として、行政学、行政法学、都市計画学の観点から研究する。駒澤大学法学部政治学科准教授、パリ第8大学フランス都市計画研究所客員研究員などを経て、2012年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

都市計画における政府の決定はなぜ、どのように正当化されるのか。都市計画学、政治学、行政学等の知見を総動員し、正当化技術の理論的枠組みを整理したうえで、日仏の立法・執行過程に着目し、参加形態と基底価値の違いが決定の正当化に与えた影響を検証する。




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