医療と戦時下の暮らし―不確かな時空を生きる

著者:新村 拓【著】
出版社:法政大学出版局

商品説明

内容説明

軍需優先の戦時体制のもとで生じた医療者や医薬品の不足は、いかに銃後の傷病人を苦しめ、多くの命を奪うことになったのか。そして、戦時下に形成された医療体制は戦後どのような展開を遂げ、現代の日常とつながっているのか。戦時という不確かな時空を生きた人びとの膨大な証言・体験・記憶に基づき、非常時の暮らしを精緻に描き出す。第一人者による集大成の書。



目次

第1章 統制に翻弄される薬業界と消費者
第2章 疲弊した医師 激変する戦後医療
第3章 体力増進と人口増殖に注力した総力戦
第4章 結核と梅毒を拡散させた貧困と戦争
第5章 徴用の不足を補う学徒勤労動員
第6章 防空法制下の不自由な暮らし
第7章 建物疎開と学童集団疎開
第8章 熱帯医学と検疫と進駐軍
第9章 予防薬と流行薬



著者等紹介

新村拓[シンムラタク]
1946年静岡県生。早稲田大学大学院文学研究科博士課程に学ぶ。文学博士(早大)。高校教諭、京都府立医科大学教授、北里大学教授を経て北里大学名誉教授。著書に、『古代医療官人制の研究』(1983年)、『日本医療社会史の研究』(85年)、『死と病と看護の社会史』(89年)、『老いと看取りの社会史』(91年)―以上の4書にてサントリー学芸賞を受賞。『日本仏教の医療史』(13年、矢数医史学賞を受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

軍需優先の戦時体制のもとで生じた医療者や医薬品の不足は、いかに銃後の傷病人を苦しめ、多くの命を奪うことになったのか。そして、戦時下に形成された医療体制は戦後どのような展開を遂げ、コロナ禍の現代とつながっているのか。戦時という不確かな時空を生きた人びとの膨大な証言・体験・記憶に基づき、非常時の暮らしを精緻に描き出す。日本医療社会史の第一人者による集大成の書。




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