内容説明
海国日本の知られざる民俗。全国の浦々を歩き、漁師たちからの聞き書きをもとに、海と漁撈に関する民俗の日本地図を描く。船霊、寄り物、大漁旗などの“もの”にまつわる言い伝えを集成して、海国日本の知られざる習俗と信仰の世界を浮彫りにする。
目次
第1章 寄り物とエビス
第2章 失せ物と竜神
第3章 山オコゼ
第4章 船霊様
第5章 アンバ様
第6章 大漁旗と大漁祝着
第7章 大漁の祭り
著者等紹介
川島秀一[カワシマシュウイチ]
1952年、宮城県気仙沼市生まれ。法政大学社会学部卒業。東北大学附属図書館、気仙沼市市史編纂室を経て、現在、気仙沼市図書館勤務。遠野物語研究所客員研究員・東北民俗の会常任委員・大船渡市文化財調査委員などを務めている
出版社内容情報
漁師たちからの聞き書きをもとに,寄り物,舟霊,大漁旗など,漁撈にまつわる〈もの〉の伝承を集成し,海の道によって運ばれた俗や信仰の民俗地図を描き出す。