哲学のアンガジュマン―サルトルと共に問う暴力、非理性、デモクラシー

著者:生方 淳子【著】
出版社:法政大学出版局

商品説明

内容説明

哲学は現代世界が抱える深刻な課題にいかに建設的に関与しうるのか。デモクラシーの危機、社会の分断と格差、戦争、無数の形を取る暴力などに立ち向かうために、ギリシャ哲学やデカルト、パスカルと関連づけながら、サルトル哲学の最も根本にある存在論と、そこから発展した暴力論を考察する。心理学、経済学、国際政治学など他領域の知との接点にも着目し、いまデモクラシーの担い手にとっていかに哲学的アンガジュマンの再挑戦が可能かを探る。



目次

第一部 コギトの変成―デカルト的合理・パスカル的悲惨とサルトル的コギト(デモクラシーは蜃気楼なのか;サルトルによるコギトの再造形;サルトル的コギトの迷走と受難;自己決定するデモクラシーの条件)
第二部 狂気の現象学―さかさまのデカルトたち(理性とその外部;心理学と精神医学;『アルトナの幽閉者』における狂気と引きこもり;非理性における意識)
第三部 暴力の発生論―何が不戦・非暴力を阻むのか(サルトル哲学における暴力への問い;不戦・非暴力を阻むもの;恒久平和の可能性の条件)



著者等紹介

生方淳子[ウブカタアツコ]
1957年、群馬県生まれ。1980年、青山学院大学文学部卒業。1983年、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。1996年、パリ第1(パンテオン=ソルボンヌ)大学博士課程修了。哲学博士。国士舘大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

哲学は現代世界が抱える深刻な課題にいかに建設的に関与しうるのか。デモクラシーの危機、社会の分断と格差、戦争、無数の形を取る暴力などに立ち向かうために、ギリシャ哲学やデカルト、パスカルと関連づけながらサルトル哲学の最も根本にある存在論と、そこから発展した暴力論を考察する。ポピュリズムやウクライナ戦争、パレスチナ問題を考えるとき、サルトルから新たに見えてくるものは何か。心理学、経済学、国際政治学など他領域の知との接点も探りながら、いまデモクラシーの担い手にとっていかに哲学的アンガジュマンの再挑戦が可能かを探る。




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