内容説明
本書の第一章では、「なぜ働くのか」という根本的な問題を考え、第二章では、「働かない」「働けない」という事例をもとに、「働くことの意味」をどう見るかについて考察します。続く第三章では、職場での対人関係の問題を取り上げ、風通しがよくなるための具体的な方法を提案します。最後の第四章では、幸せになるためにはどんな働き方をすればいいかについて考えてみます。どの章においても、働くことの意味を職場で働くという狭義ではなく、活動、さらには生きることと同義で考察します。
目次
第1章 なぜ働くのか(働くことが当然とされているが;働けない人 ほか)
第2章 あなたの価値は「生産性」にあるのではない(自分の価値は仕事以外でも見出せる;働けなくなった時 ほか)
第3章 職場の対人関係を改善するために(失敗や問題行動の原因を探しても意味がない;対人関係の中で考える ほか)
第4章 幸せに生きるためのこれからの働き方(仕事のモチベーション;人生の調和 ほか)
著者等紹介
岸見一郎[キシミイチロウ]
哲学者。1956年、京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋哲学史専攻)。専門の哲学に並行してアドラー心理学の研究をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
アドラー心理学の第一人者である著者が、幸せになるこれからの働き方を提言。生産性や成功よりも大切なこととはなにか?