商品説明内容説明
右肩がりの時代を知らない今どきの若者たち。少子高齢化の重荷を背負い、就職氷河期をしのぎ、「ゆとり」教育で上の世代からバカにされ、消費意欲がない傾向を「さとり」と揶揄される。しかし、それゆえに力強い現実認識のもと決して「権威に踊らされないマインド」を育んでいた。「身近な仲間のために“つくし”喜びをシェアしながら自分もハッピーになろう」と願う若者たちは、自分の価値観を信じ、ネットを駆使し、快適な「居場所(コミュニティ)を」を「つくり」あげている。そんな「つくす」若者たちとともに歩む気鋭のマーケッターが彼らの「消費選択」の背景と、社会参画の真意を分析。若者が「つくる」新しい社会の可能性に迫る。
目次
第1章 「自分が主役」になる環境で育った―つくし世代は、上世代と何がどう違うのか
第2章 コミュニケーションは「広く、深く、軽く」―つくし世代は、他人とどう関わるのか
第3章 お金より大事なもの―つくし世代が本当に求めている「居場所」と「仕事観」
第4章 若者が生き生きと働ける環境とは何か―コーディネーターの存在と「ナナメ」の関係
第5章 恋愛、結婚、家族よりも優先されるもの―つくし世代の恋愛・結婚・家族観
第6章 「身近な」ところから「しか」変えられない!―つくし世代にとって「政治」とは何か
終章 つくし世代の良さを引き出すために―「それな!」で共感するとき、ものすごいエネルギーを生む
著者等紹介
藤本耕平[フジモトコウヘイ]
1980年、神奈川県生まれ。一橋大学商学部卒業。2002年、株式会社アサツーディ・ケイ(ADK)に入社後、現在まで14年間、様々なジャンルで企業の戦略マーケティング業務に携わる。10年から若者プロジェクトリーダーとして研究を開始。12年、情報感度の高い学生メンバーで構成する若者研究部隊「ワカスタ(若者スタジオ)」を創設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
なぜ、若者は仲間に「つくす」のか? コミュニケーションは「広く、深く、軽く」、「誰」と「何のために」働くのか。様々な例証やデータをもとに、新時代の若者像を描く。
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