内容説明
球史に名を刻む最強打者が至高の“打撃術”を実演解説。天才的なインコース打ちや、右打者として最年少2000安打を達成した技術を伝授する。
目次
1 バッティングの考え方(投手の踏み込み足の着地にタイミングを合わせるイメージ そこまでの動きは統一せず、1球ごとに打ち方を変える;構えではトップをできるだけ深くして距離を取っておく あえてボール球を打つ練習も積んで引き出しを増やす ほか)
2 打席でのスイング技術(立ち位置とストライクゾーン ベースから少し離れて外角低めを死角にする;立ち位置とスタンス 「右軸」をイメージしながらスタンスを調整 ほか)
3 試合における思考(ネクストバッターズサークルで行うのはタイミングを合わせる作業 打席では1球ごとに素早く頭を回転させて次の球に備える;狙い球を絞るときは経験の中から成功しやすいイメージを選択する 基本スタイルはインハイのストレートに合わせながら変化球に対応 ほか)
4 準備と練習の意識(シーズン中は体をできるだけ良い状態に整えて翌日の試合へ 年間を通して練習量とコンディショニングのバランスを意識;技術ポイントを確認できる4つの練習は毎日のルーティーン 日々の変化を恐れず“今の自分”に合う感覚を選択していく ほか)
著者等紹介
坂本勇人[サカモトハヤト]
1988年12月14日生まれ。兵庫県出身。身長186cm体重86kg。右投右打。昆陽里小学校時代は昆陽里タイガースに所属し、捕手の田中将大(現東北楽天)とバッテリーを組んでいた。松崎中学校時代は伊丹シニアに所属。八戸学院光星高校に進学すると3年春のセンバツに出場。2007年高校生ドラフト1位で巨人に入団。08年は全試合にスタメン出場を果たし、セ・リーグ連覇に貢献した。09年はリーグ3連覇を達成した後、日本シリーズを制し日本一。10年からは5年連続で全試合に出場し、12年は173安打で最多安打のタイトルを獲得した。主な表彰は19年シーズンMVP、ベストナイン7回(09、12、16、18〜21年)、ゴールデングラブ賞5回(16、17、19〜21年)。オールスターゲームには12回出場(14、16〜19、21年)と、球史に名を刻む名選手として活躍中(2024年7月31日現在)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
数々の記録を打ち立て日本のプロ野球史に名を刻む最強打者が、至高の“打撃術”を実演解説。天才的なインコース打ちや、右打者として最年少2000安打を達成した技術を伝授する。
上半身・下半身の連動、バットスイングの軌道、打席内でのボールの絞り方など、実戦で役立つ様々なアドバイスをしてくれる。さらに実際に試合前などに行うおすすめの練習法も紹介してくれる。現役プロ選手が読みたい一冊となっている。