内容説明
国同士のテストマッチが少ない時代に、代表入りした1967年から17試合で桜のジャージーに袖を通した。代表で活躍した8年間でのキャップ対象試合は19、そのほとんどに彼の名があった。横井章はいつも“桜”の中心にいたのだ。またこの20年は、高校・大学・社会人の各カテゴリーで卓越した指導実績も残している。日本ラグビー界の『生ける伝説』が初めて明かす、日本の進むべき道とは―。
目次
はじめに 私がラグビーの現場に戻ってきた理由
第1章 横井章のチーム論
第2章 横井章の指導論
第3章 横井章の勝負論
第4章 横井章のプレー論
第5章 横井章の戦術論
おわりに ラグビーの醍醐味は『ディフェンス』にある
著者等紹介
横井章[ヨコイアキラ]
1941年5月1日生まれ、大阪府出身。早大入学時からラグビーを始める。早大卒業後、三菱自工京都に進み、1967年のニュージーランド学生代表クラブ戦で日本代表デビュー、キャップ数17で1970年からは5シーズン連続で代表キャプテンを務める。2001年、59歳の時、京都成章高に突然押しかけて指導、同高は同年、全国高校ラグビー大会(花園)初出場を果たす。その後、関西学院大、帝京大などでも成績をアップさせ、現在は主に高校、大学のアドバイザーとして活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
競技の本質を知り独自のスタイルを発見せよ!
京都成章高校を皮切りに、高校、大学、社会人と、さまざまなカテゴリーで指導にあたり、その数は延べ100チームを越える著者。その間には帝京大学の大学選手権9連覇、関西学院大学の関西大学リーグ初優勝に大きな貢献を果たしてきました。
同書では、20年余りのコーチング経験にもとづく著者の考えを、5つの章に分けて体系的に説明しています。選手は大きくたくましくなり、プレーのスピードと強度も飛躍的に向上した現代のラグビーですが、その一方で、ラグビーの原理原則はいまも変わりません。競技の本質を知ることで探究心が生まれ、自分たちに合った独自のスタイルを考えられるようになる……、そんな導きを提示できる一冊です。日本代表の選手として、そしてキャプテンとして多くの実績を残してきた著者だからこそ語れる、オリジナリティあふれるラグビーの創造とは何か――。チームをワンランク上げるための手助けになる「強化書」です。