内容説明
ケガや事故はプレー中に突然起こる!発生したアクシデントに、迅速かつ的確な判断と行動で対応するための応急処置を学ぶ!『ベースボール・クリニック』好評連載の「知っておきたいスポーツ現場のファーストエイド」が“完全野球版”として一冊に!
目次
第1部 知っておきたい野球現場のファーストエイド(野球現場におけるファーストエイドの必要性;現場復帰に必要な早期心肺蘇生法とAED;野球現場で起こり得る頭頸部外傷と脳振盪におけるファーストエイド;スポーツ現場で行える熱中症のファーストエイド;野球現場で起こり得る口腔外傷のファーストエイド ほか)
第2部 野球現場におけるシチュエーション別ファーストエイド(ヘッドスライディング・ダイビングヘッドで肩を痛めて動かせない;フライ捕球時などに選手同士の頭が強い衝撃で衝突した;スライディングをした際にヒザに激痛を感じて動けない;ランニング中に太もも裏に激痛が走って動けない;ウエイトトレーニング中に腰に激痛が走って動けない ほか)
著者等紹介
笠原政志[カサハラマサシ]
国際武道大学体育学部教授。1979年生まれ、千葉県出身。習志野高〓国際武道大学。国際武道大学大学院修了。その後、鹿屋体育大学大学院博士後期課程にて学術博士(体育学)取得。高校まで野球部主将として野球に没頭し、大学からアスレティックトレーナーの研鑽を重ねる。専門分野はコンディショニング科学。研究活動はアスリートの競技力向上とスポーツ傷害予防にかかわるコンディショニングに関する研究と実践を日々行なっている。日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、日本ライフセービング協会BLSインストラクター
富田一誠[トミタカズナリ]
国学院大学人間開発学部教授。1968年生まれ、茨城県出身。昭和大学医学部卒業後整形外科に入局し、関連病院で研修を積み、MayoClinic(アメリカ)に留学。昭和大学江東豊洲病院整形外科診療科長・准教授を務めたのち現職に至る。03年から野球日本代表チームドクターを務め、オリンピック(北京、東京)、WorldBaseballClassic(09、13、17年)、プレミア12(15、19年)などを経験。現在日本野球機構医事委員長、日本野球協議会医科学部副部会長として、各指導者講習会などで、緊急時の対応、子供の成長と障害・ケガ予防への対策など医学講座を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
ベースボール・クリニックでの連載を加筆修正したもので、スポーツ指導者や大会運営者は選手をケガ、故障、事故から守る責任を負い、訴訟を受けるリスクを抱えています。すべてのスポーツ指導者の安全管理のバイブル的な一冊です。