内容説明
1821語を取り上げ、日本語の語意識と漢字の字義とのかかわり合いを詳説。古字書が掲げる漢字や訓、注目すべき古今の語源説なども広く紹介。記紀・万葉などからの多数の用例文は、文意の完結する適切な長さで引用。漢字の字源を知る助けとなる甲骨文や金文など約400字を今回新たに採録。巻末には検索に役立つ「和語索引」「漢字索引」「万葉索引」を収める。
出版社内容情報
「白川字書3部作」の第2作が、装いも新たに登場!
日本語が漢字と初めて出会ったとき、日本語の語義や語意識はどのように対応したのでしょうか。本書は成立当時の和訓1821語について、この問題をひとつひとつ丁寧に検討した画期的な古語辞典です。新たに現代仮名づかいでひける索引なども添えました。初版刊行から18年、著者が新たに記述を見直した新訂版の刊行により「字書3部作」全巻が揃います。