内容説明
表坊主の山郷柳康が暴漢に襲われる。襲ったのは頭巾で面体を隠す二刀を手挟む侍風だったが棍棒で襲われたという。大名は不案内な城中で便宜を図ってもらうため、表坊主と「家頼み」という契約を交わすのだが、事件の数日前、山郷はその「家頼み」大名の逆鱗に触れ、城中で騒ぎを起こしていた。だが大名家に不審な動きはなく、いったい誰が…。目付が強かな下手人を暴く!
著者等紹介
藤木桂[フジキカツラ]
千葉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。テレビドラマの企画脚本などを経て、本格時代小説に挑戦。幕府目付たちの活躍を描く、本シリーズ第一弾『本丸 目付部屋 権威に媚びぬ十人』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
権力に阿ることなく、自らを律し正義を貫く目付十人の清々しい活躍。人気のシリーズ第15弾!