商品説明内容説明
船宿『相模屋』で見つかったのは、女将の弓と博徒竹蔵の死体。主の宇兵衛が吉原から引かせて後妻とした弓との無理心中なのか?七歳になる異形の息子宇吉が何かを知っているようだ。心中と考えれば納得がいくが、魚の小骨が喉にひっかかったようなすっきりしない重蔵の気持ちは、日に日に膨らんでいく。折しも家の裏から死んでいる野良犬やネズミが見つかり…。
著者等紹介
西川司[ニシカワツカサ]
1958年、北海道函館市生まれ。放送作家、脚本家として活動の傍ら、講談社児童局から自伝的小説『ひまわりのかっちゃん』を刊行、韓国や台湾で翻訳書も出版される。また、第34回横溝正史賞最終候補の作品「テロルの口笛」は、後に『異邦の仔』として講談社から単行本で刊行、実業之日本社で文庫化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
深川一帯を仕切る、名うての岡っ引き、重蔵。その揺れる心情を描く、シリーズ4弾!
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