涙を食べて生きた日々―摂食障害 体重28.4kgからの生還

著者:道木 美晴【著】
出版社:二見書房

商品説明

内容説明

ああ、ここは地獄だ。食べ物を口に入れると、『もう一人の私』が罪を囁いてくる。―自分らしく生きられるようになるまで、十年以上の闘病を経て、やっと見えた克服の道。高校1年生の夏、母に連れられていった精神科病院で、「摂食障害」と診断された。当時の体重は35キロ。そう告げられるまで、自分が病気なんて思いもしなかった。痩せ続けることは、私の誇りだったから―。精神科病院へ入院、30キロを割り込むまでさらなる体重の減少、過食症の逆転発症。一度生きることを手放した著者が、自分と向き合い、食べること、そして生きることを、ひとつずつ確かめるように拾い集めた軌跡。



目次

第1章 拒食期(35kg〜32.2kg)(名前がついた日;始まりの全て ほか)
第2章 入院期前半(32.2kg〜)(入院生活の始まり;小さな一歩 ほか)
第3章 入院期後半(33.2kg〜31.4kg)(初めての外出;ここに来た理由 ほか)
第4章 過食期(28.4kg〜56kg)(空腹と満腹;“ドカ食い” ほか)
第5章 回復期(新しい生活;空白の意味 ほか)



著者等紹介

道木美晴[ミチキミハル]
地方教育大学の美術科卒。中学三年生の時に始めたダイエットをきっかけに摂食障害を発症する。高校一年生では痩せを強いる「もう一人の私」の幻聴に苦しみ、精神科病院へ入院した。153センチの身長に対して一時は28.4キロまで落ち込むが、食事ができるようになると今度は過食症を逆転発症してしまう。半年で体重が約倍増し、うつ気味になり勉強にも集中できなくなる。大学卒業後は中小企業に勤めながらアーティストの卵として活動するが、中々結果が出ず苦しむ。入院患者や高校・大学の友人らとの拘留、芸術活動を通し、摂食障害に陥った理由を、”他者と比較して劣等感を抱いてしまっていたコンプレックス”だと突き止める。最初の診断から10年を経て摂食障害から抜け出した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

これは拒食と過食、両方を経験した私の十二年間の軌跡。

高校一年生の夏、母に連れられて行った心療内科で、「摂食障害」と診断された。当時の
身長は153センチ、体重は35キロ。しかし医者に診断されるまで、自分が病気だなん
て思いもしなかった。
やせ続けることは、私の正義であり誇りだったから−−。

通院を始め、食べなくてはいけないとわかっていても、頭の中のもう一人の『私』が許さ
ない。『食べたら太る』『やせろ』と責め立てられ、ついに一日の食事量は水とカロリーバー一本に。

精神病院への入院を経て徐々に食事ができるようになるが、今度は強い過食衝動が起こり、七か月で体重が倍増する。

「空腹」も「満腹」も失い、大好きだった絵を描くことすらできなくなりながらも、自らと向き合い摂食障害になった理由を見つけ、食事へのこだわりを手放して自分らしく生きられるようになるまでを記した感動のエッセイ。




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