内容説明
母との確執のために、疎遠だった祖母が亡くなり、葬式に列席するために奈良郊外までやってきた大学生・橘美彌子。祖母を弔ったあとに見かけたのは歪な人影だった。その後、身のまわりの人々が首に赤い痣を浮かべ、次々に凄惨な死を遂げていく。彼らは死した後、美彌子に「ワギモハイズコ」という言葉を遺す。先輩の高野の手を借りその言葉の意味を追うが―
著者等紹介
竹林七草[タケバヤシナナクサ]
1976年生。兼業作家。第六回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
死体の口から
こぼれ落ちる呪詛の言葉――。
祖母の葬儀の帰り、美彌子がふと見かけた小山の上に立つ歪な人影。
その時、左腕を襲った激痛は惨劇のはじまりだった。
母との確執のために、疎遠だった祖母が亡くなり、葬式に列席するために奈良郊外までやってきた大学生・橘美彌子。
祖母を弔ったあとに見かけたのは歪な人影だった。
その後、身のまわりの人々が首に赤い痣を浮かべ、次々に凄惨な死を遂げていく。
彼らは死した後、美彌子に「ワギモハイズコ」という言葉を遺す。先輩の高野の手を借りその言葉の意味を追うが――