内容説明
東海道を西へ向かう新兵衛たちへっぽこ一行は、掛川宿で娘の病の快復を願って墓参りをしていた年寄りを助け、旅は情けと見附宿まで同道することに。浜松宿では一揆に手を貸して国を追われてしまった侍の頼みを聞き、二川宿に向かう道中では親とはぐれて泣いている子どもを拾い、家族を捜すことになるなど、遠州を往く旅路で新兵衛たちはまた多くの得がたい出会いと別れを経験する。旅は道連れ、世は情け。笑いあり、涙ありの傑作時代小説シリーズ、第三弾!
著者等紹介
稲葉稔[イナバミノル]
1955年熊本県生まれ。脚本家などを経て、94年に作家デビュー。冒険小説、ハードボイルドを皮切りに、近年は時代小説に力を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
東海道を西へ向かう新兵衛たちへっぽこ一行は、掛川宿で娘の病の快復を願って墓参りをしていた年寄りを助け、旅は情けと見附宿まで同道することになる。さらにその先では国を追われた侍に手を貸し、二川宿では親とはぐれた子どもを拾って家へ送り届けることになるなど、旅路はこれまで以上に多くの出会いがあり……。大反響の大注目時代小説シリーズ、第三弾!