双葉文庫 豊臣仁義―三河雑兵心得〈14〉

著者:井原 忠政【著】
出版社:双葉社

商品説明

内容説明

太閤秀吉の居城となる伏見城の普請が進む中、盗賊石川五右衛門が京の三条河原で釜茹での刑に処せられた。凄惨な光景に茂兵衛も顔を顰めるしかない。無謀な「唐入り」も強行し、最近の秀吉はさすがにおかしい。暗澹たる茂兵衛にさらなる追い打ちがかかる。小田原の大久保忠世が危篤だというのだ。長く一緒に戦ってきただけに忠世とは愛憎半ばする仲である。今生の別れを告げるため、鉄砲百人組を引き連れて東海道を急ぐ茂兵衛だが、途上、何者かの襲撃を受ける。戦国足軽出世物語、不協和音響く第十四弾!



著者等紹介

井原忠政[イハラタダマサ]
2000年に、脚本「連弾」が第25回城戸賞に入選し、経塚丸雄名義で脚本家デビュー。2016年『旗本金融道(一)銭が情けの新次郎』で時代小説デビューし(経塚丸雄名義)、翌年、同作で第6回歴史時代作家クラブ新人賞を受賞した。2020年、ペンネームを井原忠政に変えて歴史時代小説「三河雑兵心得」シリーズの刊行を開始。同シリーズで『この時代小説がすごい!2022年版』文庫書き下ろしランキング第1位を獲得する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

太閤秀吉の居城となる伏見城が落成した。秀吉は京の民を集め、自ら餅を撒いて祝った。だが、祝賀気分も冷めやらぬ中、盗賊石川五右衛門が三条河原で釜茹での刑に処せられた。凄惨な光景に茂兵衛も顔を顰めるしかない。無謀な「唐入り」も強行し、最近の秀吉は箍が外れている。天下泰平とはいかぬ世に暗澹たる茂兵衛にさらなる追い打ちがかかる。小田原の大久保忠世が重病だというのだ。家康の命を受け、鉄砲百人組を引き連れて東海道を一路東へ向かうが、途上、何者かの襲撃を受ける。戦国足軽出世物語、暗雲立ち込める第14弾!




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