内容説明
コロナ禍をなんとか乗り切った神楽坂でカフェを営むマリエ。そんな彼女に大手百貨店から声がかかるが…(「マリエの覚醒」)。ヤッさんの一番弟子のタカオに女性寿司職人の真菜の弟子から相談事が舞い込む。(「タカオの矜持」)。そして、二人の師であるヤッさんがある日、オモニとともに姿を消す。いったいヤッさんに何が起きたのか。タカオが捜しはじめるが…(「ヤスの本懐」)。「食と人情」の大人気シリーズ、ついに完結!
著者等紹介
原宏一[ハラコウイチ]
1954年長野県生まれ。茨城県育ち。早稲田大学卒業後、コピーライターを経て、97年『かつどん協議会』でデビュー。書店員の熱心な応援により、2001年に文庫化された『床下仙人』が、07年にベストセラーに。同書は啓文堂書店おすすめ文庫大賞にも選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
「誇り高き宿無し」にして食の達人であるヤッさんが悩める若き料理人を救う大人気シリーズ、ついに完結! ヤッさんを長年支えてきたオモニに異変が!? 我が事となると狼狽えてしまうヤッさんが選んだ道とは。感動のラストが待ち受けるシリーズ完結作、ついに文庫化。