内容説明
相国、存亡の危機!!中央地域で繰り広げられる覇権争い。その火の粉は遂に相国に降りかかり争いを制したとされる龍義軍の特使団が「相国を明け渡せ」と栄秋に乗り込んで来た!武力に頼らない官僚主義の相国側が圧倒的に不利―かに思えたが双子の皇帝はいつもの調子を崩さず、策ありといった余裕の笑みを浮かべる。一方、後宮では「龍義の魔の手が妃嬪たちにも伸びるかもしれない」という噂が立ち、みな戦々恐々としていた。後宮を守るため、蓮珠は大きな賭けに出る―思考巡らす、大人気中華後宮ファンタジー、第八巻。
著者等紹介
天城智尋[アマギチヒロ]
東京都生まれ。『後宮の花は偽りをまとう』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
ある日の皇帝執務室――相国の中枢を担う面々が、一通の書状と睨み合っていた。書状の差出人は『中央地域を平定した国の使い』を名乗る者で、要件は「相国を明け渡せ」といったものだった――戦争撲滅を願う蓮珠たちは、戦わずして相国を守り抜くことが出来るのか……!?思考巡らす、大人気中華後宮ファンタジー第八巻。