内容説明
郊外の団地で一人暮らしをしていた姑が、突然亡くなった。嫁の望登子は業者に頼むと高くつくからと自力で遺品整理を始める。だが、「安物買いの銭失い」の姑を甘く見ていた。至る所にぎっしりと詰め込まれた物、物、物。あまりの多さに愕然とし、夫を駆り出すもまるで役に立たない。無駄を溜め込む癖を恨めしく思う望登子だが、徐々に姑の知らなかった顔が見えてきて…。誰もが直面する“人生の後始末”をユーモラスに描く「実家じまい」応援小説。
著者等紹介
垣谷美雨[カキヤミウ]
1959年、兵庫県生まれ。明治大学文学部卒業。2005年、「竜巻ガール」で第27回小説推理新人賞を受賞し、デビュー。少子高齢化と介護、結婚難、熟熱離婚、住宅問題など身近な題材を取り上げた作品で支持を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
郊外の団地で一人暮らしをしていた姑が、突然亡くなった。嫁の望登子は業者に頼むと高くつくからと自力で遺品整理を始める。だが、「安物買いの銭失い」の姑を甘く見ていた。至る所にぎっしり詰め込まれた物、物、物。あまりの多さに愕然とし、夫を駆り出すもまるで役に立たない。無駄を溜め込む癖を恨めしく思う望登子だが、徐々に姑の知らなかった顔が見えてきて……。誰もが直面する”人生の後始末”をユーモラスに描く長編小説。