内容説明
貴妃の一人が落花し、後宮の覇権をかけた百花輪の儀はますます熾烈を極める。後れをとる北狼州出身の芙蓉妃・來梨は、侍女の明羽を密かに北狼州に派遣し、州を統べる二大貴族に支援を頼もうとする。ただしこの二家は不仲で、一つの家にしか頼めない。どちらの家を選ぶべきか、芙蓉宮の命運は明羽に託された。一方、後宮では陰の支配者である皇太后が国の存亡に関わる陰謀を企んでいた。謀略を阻止するため貴妃たちは密かに立ち上がる―。絢爛豪華な中華後宮譚、風雲急を告げる怒涛のシリーズ第三巻!
著者等紹介
瀬那和章[セナカズアキ]
兵庫県生まれ。2007年、第14回電撃小説大賞“銀賞”を受賞し、『under 異界ノスタルジア』でデビュー。魅力的なキャラクター造形と瑞々しい文章が話題の注目作家。他の著作に『好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く』『雪には雪のなりたい白さがある』『花魁さんと書道ガール』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
一人の貴妃が落花したものの、後宮の覇権を賭けた百花輪の儀はますます熾烈を極める。後れをとる北狼州出身の芙蓉妃・來梨は、起死回生の秘策を思いつく。芙蓉宮の命運は侍女の明羽に託された――。絢爛豪華な中華後宮譚、風雲急を告げる怒濤のシリーズ第三巻!