内容説明
妊娠した。お腹にいる子どもへの愛とつわりへの憎しみを両立させてほしい/「理想のいれもの」。顔の大きなホクロ、ついにコンプレックスから解放される日が来た/「君の線、僕の点」。中学生の息子に髭、母親の頭にはいつしか白いものが/「彼方のアイドル」。誰の身にも起こりうる身体の変化、そこから立ち上がる新たな景色とは―。各話に託されたポジティブなメッセージが、胸に心地よく響く全五編。
著者等紹介
奥田亜希子[オクダアキコ]
1983年愛知県生まれ。愛知大学文学部哲学科卒業。2013年『左目に映る星』で第37回すばる文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
妊娠した私に、周りは正しい妊婦であるよう求める/「理想のいれもの」。顔の大きなホクロ、ついにコンプレックスから解放される日が来た/「君の線、僕の点」。中学生の息子に髭、母親の頭には白いものが/「彼方のアイドル」。誰の身にも起こりうる身体の変化、そこから見えてくる新たな景色。前向きなメッセージが胸に心地よく響く五編。(『魔法がとけたあとも』改題)