内容説明
双子は不吉のしるし―。翠蘭は大商人の娘として生まれながら、山奥に預けられ、武道にあけくれて、たくましく育った。しかし突如病弱な姉の代わりに十八嬪として後宮入りすることに。数々の型破りな言動のおかげで皇帝・義宗から変わり者認定された翠蘭は、後宮で人々を脅かす幽鬼の正体を探るよう命じられる。「夜伽を命じられるよりはまし」と、時には山で会得した知識を駆使し、時には大剣を振り回して真実に迫っていく。男装妃と美形皇帝の男女逆転!?中華後宮ファンタジー。伝説の妃嬪の物語が、いま始まる!
著者等紹介
佐々木禎子[ササキテイコ]
北海道札幌市生まれ。1992年、雑誌『JUNE』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
病弱な双子の姉の代わりに後宮入りした翠蘭。入内した夜、美しき華封国皇帝・義宗から変わり者認定された翠蘭は、「襲われてもなんとかできそう」という理由で後宮に現れ人々を脅かす幽鬼の正体を探るよう依頼されるが!? 「やたら強い姫と花のよう美しい王」による“男女逆転!?”中華後宮ファンタジー開幕!