内容説明
ただ幸せになりたいだけだった―市役所の児童福祉課で働く咲良は、8歳の娘・カオリを男手ひとつで育てる開業医の孝太と出逢い、結婚。誰もが羨む幸せな家庭を手に入れた。しかし、「理想の家庭をつくる」という咲良の願望は知らぬ間に自身を追いつめ、次第に家族の歯車を狂わせていく…。映画『哀愁しんでれら』を原案に『暗黒女子』の著者が新たに生みだした「もう一人のシンデレラ」。
著者等紹介
秋吉理香子[アキヨシリカコ]
早稲田大学第一文学部卒。ロヨラ・メリーマウント大学院にて、映画・TV製作修士号を取得。2008年「雪の花」で第3回Yahoo!JAPAN文学賞を受賞。09年に受賞作を含む短編集『雪の花』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
ただ幸せになりたかったはずだった――市役所の児童福祉課で働く咲良は、8歳の娘・カオリを男手ひとつで育てる開業医の孝太と出逢い、結婚。誰もが羨む幸せな家庭を手に入れた。しかし、「理想の家庭をつくる」という咲良の願望は知らぬ間に自身追い詰め、次第に家族の歯車を狂わせていく……。