内容説明
少年時代に父が起こした事件の影響で、平穏無事に暮らすことだけを願いながら生きる青年・守生光星は、ある夜、自宅近くの墓地で一人の少女と出逢う。驚くことに少女は父が起こした事件の被害者の娘だったのだ。皮肉な運命を背負い出逢ってしまった二人は、やがて新たな事件に巻き込まれていく―。守生の過去、そして少女が隠す秘密。すべてが衝撃のラストへと繋がる純愛ミステリー。第2回双葉文庫ルーキー大賞受賞作。
著者等紹介
斎藤千輪[サイトウチワ]
映像制作会社を経て、放送作家、ライターに。2016年『窓がない部屋のミス・マーシュ』で第2回角川文庫キャラクター小説大賞の優秀賞を受賞しデビュー。20年、『だから僕は君をさらう』で第2回双葉文庫ルーキー大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
辛い過去を抱えたミュージシャン志望の青年・守生光星は平穏無事に暮らすことを心がけて暮らしていた。
そんな光星はある日、夜の墓地で一人の少女に出逢う。少女の秘密、そして自らの過去との巡り合わせ――光星は運命の奔流に流され、大切な人を守るために罪を犯す。
読後、誰かと恋をしたくなる純愛ミステリー。双葉文庫ルーキー大賞第二回受賞作。