内容説明
首を切断された他殺体が東京、京都、福岡と相次いで発見された。現場には“歴史を正しく見ようとしない者には、生きている価値がない。よって、ここに、死刑を宣告する”と書かれ、漢委奴国王の金印が押された紙が残されていた。十津川警部が捜査に乗り出した直後、ある団体の代表が、親魏倭王の金印を発見したと講演会で発表し、さらに殺人犯を知っているというのだが…。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。62年、双葉新人賞に『病める心』で入選。65年、『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞を受賞。78年、十津川警部を主人公にした鉄道ものを刊行。折からの鉄道ブームとも相まって空前のトラベル・ミステリー・ブームを作り出した。81年には『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞に輝く。2004年、第8回ミステリー文学大賞を受賞。10年、第45回長谷川伸賞、19年、第4回吉川英治文庫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
首を切断された他殺体が東京・京都・福岡と相次いで発見された。その現場には、死刑宣告文と漢委奴国王の金印が押捺されていた。十津川警部が捜査に乗り出した直後、ある団体の代表が親魏倭王の金印を発見した発表するが……。