内容説明
ここは「酒場」という名の酒場。腕っ節の強い店長が仕切るこの店では、常連たちが頭を悩ませていた。店長の娘が100円ショップで買った「とっても不幸な幸運」という缶を開けた瞬間、不思議なものが現れるからだ。しばしば拳も飛び交う推理合戦の末に、彼らは真相に辿り着くことができるのか?「しゃばけ」シリーズなどで絶大な人気を誇る著者の現代版ファンタジックミステリー!
著者等紹介
畠中恵[ハタケナカメグミ]
1959年高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、デビュー。16年「しゃばけ」シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
ちょっとひねくれているけれど、料理自慢で世話好き店長がいる酒場。クセモノ常連客が集うこの店に「とっても不幸な幸運」という名の缶が持ち込まれた。缶の中から現れたのは、不思議な幻影や昔の知り合いの姿など。一体どんな意味が? じんわり温かくて切ないファンタジックミステリー。カバーを一新、新装版にて登場!