内容説明
“県警のアマゾネス”の異名を持つ高頭冴子は、留学生の不審な失踪が相次いでいるという噂を耳にする。その数日後、中国国籍で新疆ウイグル自治区出身の留学生カーリの死体が発見された。冴子と部下の郡山は、事件に中国公安部が絡んでいることを掴むが、冴子に助けを求めていたカーリの同僚・レイハンも容疑者に連れ去られてしまう。彼女を救い、事件の真相を暴くため、中国へと渡った冴子と郡山を待ち受けていたのは、ウイグル民族のあまりにも凄惨な現状だった。
著者等紹介
中山七里[ナカヤマシチリ]
1961年、岐阜県生まれ。2009年、『さよならドビュッシー』で第8回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2010年1月デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
中山 七里[ナカヤマ シチリ]
著・文・その他