内容説明
保育者であり、園児の保護者でもあった著者が両方の立場から「うまくいく」方法をわかりやすく48のポイントで紹介。
目次
第1章 うまくいく日常編―保護者とのトラブルが起こらなくなる(人の決め手は第一印象。保護者は初めて出会う先生の第一印象を5秒で決める。第一印象が悪ければ、さまざまな不利益が自分にやってくる―第一印象が決め手;「保護者のみんな」と仲よくなろうと思うと、だれとも仲よくなれず、1対1の関係を作ると、あっというまに全員と仲よくなれる―「保護者のみんな」と仲よくなりたいときは;保護者は先生から話しかけられるのを待っている。先生の方から話しかけさえすれば、どんな保護者ともすぐ仲よくなる―保護者と話が弾まないときは? ほか)
第2章 うまくいく行事編―保護者が満足する行事にするために(入園式 入園式は、先生が一年の中でもっとも子どもの名前を間違いやすい日。保護者はわが子の名前が間違われることを一番嫌う―入園式・大切なことは?;保育参観 保護者が見ているのは「先生の保育」ではなく「わが子の姿」。「保育の失敗」には気づかないが「わが子への対応のまずさ」にはすぐ気づく―保育参観・保護者が見ているのはわが子のみ;懇談会 ひとりひとりの感想や個人的な質問で時間をつぶすと、大多数の保護者が不満を抱く。保護者は先生の話を聞きたがっている―懇談会・保護者は先生の話を聞きたがっている ほか)
第3章 要求・クレーム対応編―保護者に笑顔で納得してもらうために(保護者が求めているのはその「解決策」ではなく「満足感」。満足感が持てる言葉をたくさん使うようにする―満足感を味わえる言葉を言おう;保護者から要求やクレームがきたときは、それを謙虚に受け止める。さらに問題を大きくするようなリアクションを出さなくてもすむ―保護者の言葉は謙虚に受け止める;保護者から要求やクレームがきたときは、その背後に10倍のクレームがあると思うこと。保護者はふだん、言うのをがまんしている―ひとつのクレームの裏に10倍のクレームが ほか)
著者等紹介
原坂一郎[ハラサカイチロウ]
元保育士、保育・子育てアドバイザー。1956年神戸に生まれる。関西大学社会学部を卒業後、独学で保育士資格(当時は保母資格)を取得。当時珍しい男性保育士となり、2004年までの23年間、神戸市立保育所に勤務。笑いのある楽しい保育をモットーにしながら特技のピアノ・運動・絵を生かしたそのユニークな保育で、マスコミからは「スーパー保育士」と呼ばれていた。現場の経験を生かしたその楽しい講演・講座・研修には定評がある。現在、KANSAIこども研究所所長。関西国際大学非常勤講師。日本笑い学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)