内容説明
静かに重く、全ての島民が追い込まれた悲劇。かつてなかった新しい戦争の記録。
目次
プロローグ
第1章 太平洋の収容所
第2章 カンパンの村
第3章 もうひとつの特殊部隊
第4章 それぞれのバックナー日記
第5章 涙の道
エピローグ
著者等紹介
七尾和晃[ナナオカズアキ]
昭和49年(1974年)生まれ。石川県金沢市出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
唯一の地上戦とされる沖縄戦については膨大な記録や証言が残されている。しかし、ほぼ全島民が収容された収容所に関する記録はほとんどない。65年間口を閉ざしてきた人びとの記憶が今蘇る!気鋭のルポライター渾身の書き下ろし!
【編集者からのコメント】
著者は、沖縄にとどまらず太平洋諸島の旧日本領跡地や米国公文書館などにも通いつめ、数年にもおよぶ、執念の取材を行った。沖縄戦下の惨劇や戦後の混乱の証言も非常に胸を打つが、今日、その存在すら忘れ去られそうな収容所に関する稀有の記録である。