内容説明
日本海海戦惨敗の謎に迫る!世界最強と目されていた艦隊はなぜ敗れたのか…新艦建造から大遠征、惨敗までを体験した技術将校の貴重な記録。
目次
第1章 生いたち
第2章 戦艦アリヨール
第3章 ヨーロッパ、アフリカ沿岸航行
第4章 マダガスカル島滞留
第5章 インド洋横断、インドシナ沿岸遊弋
第6章 ツシマ海戦、捕虜
第7章 帰国
著者等紹介
コスチェンコ,ウラジミール[コスチェンコ,ウラジミール][Костенко,Владимир Полиевктович]
1881年生まれ。日露戦争時、戦艦アリヨールの建造に従事。完成後は造船技官(補)として同艦に乗り組み遠征航海に参加、日本海海戦での惨敗、捕虜生活を体験する。帰国後、ロシア艦隊敗北の理由を詳細に分析・報告し、高い評価を得た。その後も軍艦・造船の分野で活躍。1956年没
徳力真太郎[トクリキシンタロウ]
1912年、兵庫県姫路市に生まれる。東京神田ニコライ学院においてロシア語を学ぶ。逓信省灯台局技手として、我が国で開始間もない無線航行業務(無線羅針、標識業務)に従事、北海道、千島、樺太の各灯台に勤務した。昭和20〜23年樺太抑留、この間、ソ連太平洋艦隊水路部要員、ソ連漁業コンビナートの通訳として働いた。帰国後、海上保安庁勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
世界最強と目されていた艦隊はなぜ敗れたのか……新艦建造から大遠征、惨敗までを体験したロシア造船技術将校の貴重な記録。日本海海戦惨敗の謎に迫る名著、待望の復刊。『捕われた鷲』(1977年刊)の新装版。
【著者紹介】
1881年生まれ。日露戦争時、戦艦アリヨールの建造に従事。完成後は造船技官(補)として同艦に乗り組み遠征航海に参加し、日本海海戦での惨敗、捕虜生活を体験する。帰国後、ロシア艦隊敗北の理由を詳細に分析・報告し、高い評価を得た。その後も軍艦・造船の分野で活躍。