蛮行のヨーロッパ―第二次世界大戦直後の暴力

著者:ロウ,キース【著】〈Lowe,Keith〉/猪狩 弘美/望 龍彦【訳】
出版社:白水社

商品説明

内容説明

欧州各地で吹き荒れた夥しい残虐行為―復讐、民族浄化、内戦―などを、英国の歴史家が、証言や統計史料を駆使して包括的に論じ、「戦後の闇」に光を当てる。口絵写真・地図多数収録。ヘッセル=ティルトマン賞受賞作品。



目次

第1部 戦争の遺産(物理的破壊;不在 ほか)
第2部 復讐(血への渇き;解放された収容所 ほか)
第3部 民族浄化(戦時の選択;ユダヤ人の逃亡 ほか)
第4部 内戦(戦争の中の戦争;フランスとイタリアの政治的暴力 ほか)



著者等紹介

ロウ,キース[ロウ,キース] [Lowe,Keith]
1970年生まれ。マンチェスター大学で英文学を学び、作家および歴史家として著作を発表し続けている。連合国によるハンブルク爆撃によって生じた1943年の空襲大火に関する著作、Inferno:The Devastation of Hamburg,1943(2007)が知られている。著書『蛮行のヨーロッパ―第二次世界大戦直後の暴力』は『サンデー・タイムズ』のトップ10ベストセラーとなり、英国で優れた歴史ノンフィクション作品に贈られるヘッセル=ティルトマン賞を受賞し、世界8カ国語以上の言語に翻訳されている

猪狩弘美[イガリヒロミ]
東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。桐朋学園大学ほか非常勤講師。専門はドイツ現代史

望龍彦[モチタツヒコ]
東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

ヘッセル=ティルトマン賞受賞作品

 本書は、1945年の終戦から40年代末まで、欧州各地で吹き荒れた夥しい残虐行為──復讐、民族浄化、内戦──などを詳細に論じ、「戦後の闇」に光を当てる歴史書。むろん、大戦が終わってすぐに平和が訪れたわけではなく、大混乱のさなか、残虐行為が次々と広範囲にわたって起こったことが明かされる。「民族浄化」、「内戦」、「ソ連支配」といった大きな視点から、ドイツ人看守への復讐、ドイツ人兵士と関係をもった女性の頭髪の丸刈り、ドイツ人兵士と現地女性との間に生まれた子供への嫌がらせといった身近な事例まで、網羅している。
 自民族の被害を誇張して加害の過去を相対化したり、他民族の加害によって自民族の加害の過去を相対化するような試みが、現在に至るまで行われている。本書は、大戦直後の「暴力」の知られざる実態を、当事者の証言と最新の統計を駆使して、冷静に解明している。
 本書は、イアン・カーショーが「生々しく、背筋が凍る」と賛辞を寄せ、英国で優れた歴史ノンフィクション作品に贈られるヘッセル=ティルトマン賞を受賞し、世界八カ国語以上の言語に翻訳されている。口絵写真・地図多数収録。

キース・ロウ[ロウ]
著・文・その他

猪狩 弘美[イカリ ヒロミ]
翻訳

望 龍彦[モチ タツヒコ]
翻訳




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