わたしはこうして執事になった

著者:ハリソン,ロジーナ【著】〈Harrison,Rosina〉/新井 潤美【監修】/新井 雅代【訳】
出版社:白水社

商品説明

内容説明

華麗なる時代の最後の輝きの日々―執事には誰がどんな経験をへてなるのか。執事になった人なれなかった人、貴族の大邸宅や在米イギリス大使館に勤めた五人が語る、笑いと苦労、時に涙の職業人生。『おだまり、ローズ』の著者がおくる、男性使用人の世界。



目次

1 プロローグ
2 ゴードン・グリメット
3 エドウィン・リー
4 チャールズ・ディーン
5 ジョージ・ワシントン
6 ピーター・ホワイトリー
7 エピローグ



著者等紹介

ハリソン,ロジーナ[ハリソン,ロジーナ] [Harrison,Rosina]
1899年、イギリス・ヨークシャーに、石工の父と洗濯メイドの母の長女として生まれる。1918年、18歳でお屋敷の令嬢付きメイドとしてキャリアをスタート、1928年にアスター子爵家の令嬢付きメイドとなり、同年、子爵夫人ナンシー・アスター付きメイドに昇格する。以後35年にわたってアスター家に仕えた。1989年没

新井潤美[アライメグミ]
東京大学大学院博士課程満期退学(比較文学比較文化専攻)。上智大学文学部教授。学術博士

新井雅代[アライマサヨ]
津田塾大学学芸学部国際関係学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

執事には誰がどういうキャリアを経てなるのか。大貴族や英国大使館の名執事からドロップアウト組まで5人が語る、笑いと苦労の年月。華麗なる時代の最後の輝きの日々
 登場するのは、『日の名残り』の主人公のモデルといわれる「クリヴデンのリー卿」ことアスター子爵家のエドウィン・リー、ニューヨークの英国大使館執事を務めた「執事の王子」チャールズ・ディーンら業界の名執事たちに、途中で他業界へ移ったひとりを加えた5人。
 彼らはみな、18世紀後半〜第二次大戦前のイギリスで、地方の労働者階級の家に生まれて10代前半から働きはじめ、それぞれ異なるキャリアをへて執事への道を歩む。執事になってからの、大邸宅の日常や豪華な大イベントを取り仕切る責任者としての、驚くような仕事内容と、責任にともなう孤独な立場。チャーチル首相や王家の人々との関わり。そして、20世紀社会の激変に翻弄されながら、華麗な貴族の時代の終わりを目の当たりにする哀しみ……。華やかなまま引退する者もいれば、悲運に見舞われた雇用主一家にあくまで忠義を尽くす者、?旧時代の雇い主?の要求と?新時代の部下?という現実の板ばさみになって苦しむ者など、その結末はさまざまだ。
 5人それぞれが一人称で語る人生の物語は、楽しい読み物であると同時に、20世紀イギリス史の貴重な記録である。

ロジーナ・ハリソン[ハリソン]
1899年イギリス、ヨークシャーに、石工の父と洗濯メイドの母の長女として生まれる。1918年、18歳でお屋敷の令嬢付きメイドとしてキャリアをスタート、1928年にアスター子爵家の令嬢付きメイドとなり、同年、子爵夫人ナンシー・アスター付きメイドに昇格する。以後35年にわたってアスター家に仕えた。1975年に『おだまり、ローズ――子爵夫人付きメイドの回想』、76年に本書を刊行、1989年没。

新井 雅代[アライ マサヨ]
津田塾大学学芸学部国際関係学科卒。訳書はピクネット『トリノ聖骸布の謎』、ウーリー『オークションこそわが人生』(以上、白水社)ほか。

新井 潤美[アライ メグミ]
上智大学文学部英文学科教授。著訳書は『階級にとりつかれた人びと――英国ミドル・クラスの生活と意見』(中公新書)、『不機嫌なメアリー・ポピンズ――イギリス小説と映画から読む「階級」』(平凡社新書)、『執事とメイドの裏表――イギリス文化における使用人のイメージ』(白水社)ほか。




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