内容説明
笑いと感動で描く、お屋敷の内側、型破りな貴婦人と型破りなメイドの35年間。20世紀前半、「古き良きイギリス」最後の時代のお屋敷を内側から描いた、すぐれた一次史料であると同時に映画のようにドラマチックで感動的な半生記。
目次
1 子供時代
2 いざお屋敷奉公に
3 アスター家との出会い
4 レディ・アスターとわたしの仕事
5 わたしが仕事になじむまで
6 おもてなしは盛大に
7 アスター家の人々
8 戦争中の一家族
9 叶えられた念願
10 宗教と政治
11 最後の数年間
著者等紹介
ハリソン,ロジーナ[ハリソン,ロジーナ] [Harrison,Rosina]
1899年イギリス、ヨークシャーに、石工の父と洗濯メイドの母の長女として生まれる。1918年、18歳でお屋敷の令嬢付きメイドとしてキャリアをスタート、1928年にアスター子爵家の令嬢付きメイドとなり、同年、子爵夫人ナンシー付きメイドに昇格する。以後35年にわたってアスター家に仕えた。1975年に『おだまり、ローズ―子爵夫人付きメイドの回想』を刊行、1989年没
新井潤美[アライメグミ]
東京大学大学院博士課程満期退学(比較文学比較文化専攻)上智大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
子爵夫人は才色兼備な社交界の花形、おまけにエキセントリック! 型破りな貴婦人に仕えた型破りなメイドの、笑いと涙の35年間。
【著者紹介】
1899年イギリス、ヨークシャーに、石工の父と洗濯メイドの母の長女として生まれる。1918年、18歳でお屋敷の令嬢付きメイドとしてキャリアをスタート、1928年にアスター子爵家の令嬢付きメイドとなり、同年、子爵夫人ナンシー付きメイドに昇格する。以後35年にわたってアスター家に仕えた。1975年に本書を刊行、1989年没。