内容説明
1945年の6カ月間、終戦と戦後体制をめぐる「三巨頭会談」の舞台裏とは?スターリン、チャーチル、ルーズヴェルト(トルーマン)の熾烈な駆け引きを、臨場感たっぷりに描く。「広島・長崎への原爆投下」決定、「ソ連の対日参戦」の真相に迫る!
目次
第1部 「精いっぱいの結果」フランクリン・ルーズヴェルト―一九四五年二月(ルーズヴェルト―二月三日;スターリン―二月四日;チャーチル―二月五日 ほか)
第2部 「鉄のカーテンは下りた」ウィンストン・S.チャーチル―一九四五年二〜六月(同志ヴィシンスキー―二月二十七日;「透過不能のヴェール」―三月七日;大統領の死―四月十二日 ほか)
第3部 「平和ならざる平和」ジョージ・オーウェル―一九四五年七〜八月(ベルリン―七月四日;ターミナル―七月十六日;略奪―七月二十三日 ほか)
著者等紹介
ドブズ,マイケル[ドブズ,マイケル] [Dobbs,Michael]
1950年、北アイルランド・ベルファスト生まれ。幼少期を外交官の両親とともに旧ソ連で過ごす。『ワシントン・ポスト』の記者として、自主管理労組「連帯」運動で揺れる80年代のポーランド、80年代末〜90年代初めの崩壊期のソ連に滞在する。この間、国務省担当も務め、こうした経験が作品の糧になっている。著書に、Down with Big Brother:The Fall of the Soviet Empire(PENノンフィクション賞最終候補作品)など
三浦元博[ミウラモトヒロ]
1950年、滋賀県生まれ。東京外国語大学卒業後、共同通信社を経て、大妻女子大学社会情報学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
指導者たちの素顔と国際政治の舞台裏、原爆投下の経緯を、迫真の筆致と最新資料で明かす、傑作ノンフィクション!
【著者紹介】
元『ワシントン・ポスト』のジャーナリスト。「冷戦3部作」と称した邦訳『核時計零時1分前 キューバ危機 13日間のカウントダウン』(NHK出版)で高い評価を受け、世界的なベストセラーを記録した。本書はその3作目。