流域治水がひらく川と人との関係―2020年球磨川水害の経験に学ぶ

著者:嘉田 由紀子【編著】
出版社:農山漁村文化協会

商品説明

内容説明

気候危機の時代、いのちを守る治水とは何か。川と共に生き続けるための流域治水のあり方を問う!



目次

第1章 2020年7月4日球磨川水害 現地溺死者調査の方法と経過(2020年球磨川水害の経過と被害の特徴;50人溺死者調査の結果から「避難判断」「住宅事情」「移動力」「近隣関係」四つの要素を摘出する ほか)
第2章 何が生死を分けたのか―現地溺死者調査の報告(下流部から 瀬戸石ダムと森林の影響を考える;中流部から 球磨村からの報告 ほか)
第3章 球磨川の水害と流域治水(2020年7月球磨川豪雨と被害の状況;流域全体で治水をやらなくてはならない根拠 ほか)
第4章 「流域治水」の歴史的背景、滋賀県の経験と日本全体での実装化にむけて―住民と行政の「楽しい覚悟」の提案(明治河川法、昭和河川法、そして平成河川法に国の方針をみる;河川政策の変化を住民はどうとらえたか?―「近い水」から「遠い水」へ ほか)
第5章 流域治水に求められる専門家の視点(民衆の知恵・水害防備林を見直そう!―「流域治水」の問題点とこれからの治水のあり方;人命最優先の流域治水には地域主権改革が必要 ほか)



著者等紹介

嘉田由紀子[カダユキコ]
1950年埼玉県生まれ。農学博士。専門は環境社会学。前滋賀県知事、現参議院議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

2020年7月4日九州で球磨川水害が発生し、50名もの方が亡くなった。この人たちはなぜ・どのようにして亡くなったのか。研究者と被災者たちによる共同調査から明らかにする。また2021年4月流域治水関連法が成立。国の治水方針の大転換であるが、本書は流域治水の歴史と意義、その可能性について詳述している。亡くなられた一人ひとりに目を向けた、それも被災当事者を交えた調査のとりまとめとしても、流域治水の総合的な解説書としてもはじめてのもの。2020年球磨川水害の経験に学び、気候危機の時代に求められる流域治水を展望する。
第1章 2020年7月4日球磨川水害
第2章 何が生死を分けたか
第3章 球磨川水害と流域治水
第4章 「流域治水」の歴史的背景、滋賀県の経験と日本全体での実装化に向けて
第5章 流域治水に求められる専門家の視点




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