内容説明
東日本大震災の年に始まった「全国コットンサミット」。農水省の統計にも載らない国内の棉栽培ですが、国産の棉で綿製品をつくりたいと考える人たちが毎年集まっています。本書は、この全国コットンサミットに集まった人たちの中から著者を得て、ワタの植物としての特徴、利用の歴史、ワタ栽培の復活の動きと具体的な栽培法、収穫後の綿繰りから綿布を織る過程、最後に布団ワタの再生をまとめました。
目次
1章 植物としてのワタ
2章 利用の歴史
3章 各地の取り組み
4章 ワタを栽培する
5章 ワタが布になるまで
6章 ワタを利用する
著者等紹介
森和彦[モリカズヒコ]
特定非営利活動法人全国オーガニックコットン協会理事長
松下隆[マツシタタカシ]
全国コットンサミット実行委員会事務局(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
洋棉と和棉の違いなど植物的な特徴、16世紀〜江戸時代を通して庶民の衣生活を支えた棉の歴史、自給率0でも伯州綿や真岡木綿、会津棉、東北コットンプロジェクト等各地の栽培と綿繰りから織布まで利用の実際を収録。