臨床家のためのDSM‐5 虎の巻

著者:森 則夫/杉山 登志郎/岩田 泰秀【編著】
出版社:日本評論社

商品説明

内容説明

DSMの歴史的経緯や従来の診断基準との対比をわかりやすく解説。DSM‐5が一撃でわかる!精神科医、臨床心理士、保健師、保育士、教師など、発達障害や精神保健に関わる臨床家必携のガイドブック。



目次

第1章 DSM‐5の全体構成(DSM‐4からDSM‐5へDSMの変遷とその意義;DSM‐5総論)
第2章 児童青年期の精神疾患(児童青年期の精神疾患基盤となること;児童青年期精神疾患の全体像;神経発達障害 ほか)
第3章 成人の精神疾患(統合失調症スペクトラムおよび他の精神病性障害;双極性障害とうつ病性障害;不安障害・強迫関連障害・身体症状関連障害 ほか)



著者等紹介

森則夫[モリノリオ]
浜松医科大学精神医学講座教授、子どものこころの発達研究センター浜松センター長。医学博士。1950年生まれ。1977年、福島県立医科大学医学部卒業。専門領域は精神医学、統合失調症、森田療法

杉山登志郎[スギヤマトシロウ]
浜松医科大学児童青年期精神医学講座特任教授。医学博士。1951年生まれ。1976年、久留米大学医学部卒業。専門領域は児童青年期精神医学

岩田泰秀[イワタヤスヒデ]
浜松医科大学精神医学講座講師。医学博士。1965年生まれ。1991年、福島県立医科大学医学部卒業。専門領域は精神医学、統合失調症(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

DSM-5の変更点を精神科疾患の概念史に照らし解説。DSM-5使用に際しての誤解を減らし正しい活用の要点を紹介。

第1章 DSM-5の全体構成 

 1 DSM-4からDSM-5へDSMの変遷とその意義  
   1.DSM-5登場  
   2.DSM-3とカテゴリー診断学の登場  
   3.多軸診断とその行方、多元的(ディメンション)診断  
   4.日本語の呼称の問題 
 2.DSM-5総論 

第2章 児童青年期の精神疾患 

 1 児童青年期の精神疾患 ──基盤となること  
   1.診断、症状、精神病理学  
   2.発達精神病理学と出世魚現象  
   3.診断を行う目的は、臨床においては治療を組むためである 
 2 児童青年期精神疾患の全体像  
   1.DSM-5では児童青年期の疾患がいろいろなグループに散らばった
   2.なぜ散らばったのか 

 3 神経発達障害  
   1.知的障害(Intellectual Disability)  
   2.コミュニケーション障害(Communication Disorders)  
   3.特異的学習障害(Specific Learning Disorder)  
   4.運動障害(Motor Disorders)  
   5.他の神経発達障害

 4 自閉症スペクトラム  
   1.大きな概念の変更があった  
   2.なぜスペクトラムか  
   3.ASDは減るか?

 5 注意欠如/多動性障害  
   1.発達障害に正式に仲間入り  
   2.虐待系の多動との鑑別は可能か

 6 その他の児童青年精神医学領域のトピックス  
   1.重度気分調整不全障害
   (Disruptive Mood Dysregulation Disorder:DMDD)  
   2.トラウマとストレス因子関連障害
   (Trauma-and stressor-Related disorders)  
   3.外傷後ストレス障害(Posttraumatic Stress Disorder:PTSD)4.解離性障害(Dissociative Disorders)  
   5.破壊的衝動制御と素行障害
   (Disruptive Impulse-control and Conduct Disorders) 
   6.溜め込み障害(Hoarding Disorder)

 7 まとめ  
   1.変更点のまとめ  
   2.児童青年精神医学を学ばずに今後精神科医は生き残れない 

第3章 成人の精神疾患

 1 統合失調症スペクトラムおよび他の精神病障害  
   1.統合失調症スペクトラム(Schizophrenia Spectrum)  
   2.他の精神病性障害  
   3.緊張病(Catatonia)  
   4.特定不能の診断はICDに合わせた  
   5.今回から使用されることになった特定子(Specifier)  
   6.まとめ

 2 双極性障害とうつ病性障害  
   1.気分障害の中心が双極性障害になった  
   2.双極および関連障害  
   3.抑うつ障害  
   4.新型うつ病は存在するか  
   5.ICD-10のほうが診断をしやすい

 3 不安障害・強迫関連障害・身体症状関連障害  
   1.不安障害  
   2.強迫関連障害  
   3.強迫の時代は到来したか  
   4.身体症状関連障害 

 4 哺食と摂食の障害  
   1.新たな摂食障害の概要  
   2.幼児期に見られる哺食と摂食の障害  
   3.神経性無食欲症と神経性大食症の変更点  
   4.むちゃ食い障害という「疾患」の登場  
   5.その他の特定された哺食と摂食の障害
   (Other Specified Feeding and Eating Disorder)

 5 物質関連および嗜癖障害  
   1.このグループの成り立ち  
   2.物質関連障害
   (Substance-Related Disorders)  
   3.物質誘発障害、物質/薬物誘発性精神疾患  
   4.非物質関連障害
   (Non-Substance-Related Disorders)

 6 神経認知障害  
   1.主として老年変化による器質性疾患の概要  
   2.せん妄(Delirium)  
   3.神経認知障害  
   4.その他の診断カテゴリーと大・小神経認知障害  
   5.まとめ

 7 人格障害  
   1.クラスターと下位分類は変わらない  
   2.人格障害はこれからどうなるのか

【著者紹介】
浜松医科大学児童青年期精神医学講座教授




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