目次
第1章 グローバル・タックスとは何か
第2章 グローバル・タックスの哲学的基礎―私たち相互の倫理的関係とグローバル・タックス
第3章 グローバル・タックスの経済学的基礎づけ―ナショナルな次元を超える論理の模索と現実の動向
第4章 グローバル・タックスと租税法律主義
第5章 グローバル・タックスと多国籍企業
第6章 国際要因と国内要因からみたグローバル・タックスの課題と機会―パリ協定に向けた国連気候変動交渉における国際運輸部門への課税・課金提案を事例に
第7章 グローバル・タックス収入の支出の効果―国際医療品購入ファシリティと京都議定書適応基金の事例
第8章 グローバル・タックスの政治過程―EU金融取引税の歴史的意義の考察
第9章 国際課税における多国間主義とグローバル・タックスの可能性
第10章 グローバル・タックスと世界政府論構想
著者等紹介
上村雄彦[ウエムラタケヒコ]
横浜市立大学国際教養学部教授。大阪大学大学院法学研究科博士前期課程、カールトン大学大学院国際関係研究科修士課程修了。博士(学術、千葉大学)。カナダ国際教育局カナダ・日本関係担当官、国連食糧農業機関住民参加・環境担当官、千葉大学大学院人文社会科学研究科准教授などを経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
グローバル・タックスとは何か、理論的な分析を行い、どのような形で実現されるべきなのか、その理念や理想型を検討していく。