内容説明
指標で読む決算書は超面白い。40社の財務諸表と会計指標をシンプルな図解で徹底比較。ビジネスの成果と課題がサクッとつかめる!
目次
1 決算書を図解で読み解く方法(貸借対照表(B/S)の構造を図解する B/Sには企業の戦略や経営方針が表れる
半導体“強者”の貸借対照表 戦略の違いが貸借対照表に「明確な差」を生み出した理由 ほか)
2 収益性指標と決算書(売上高営業利益率で本業の稼ぐ力がわかる 「会員制ホテル」がコロナ禍でも連続大幅黒字だった秘密;EBITDAは営業利益と何が違うのか? リクルートHDがEBITDAを採用した理由と大リストラの背景 ほか)
3 企業価値・株主還元指標と決算書(企業価値の注目指標PBRと成長期待を表すPER 大日本印刷が3,000億円の自社株買いを決めた理由とは?;大正製薬のMBOが安すぎると批判された理由 ロート製薬との明暗がはっきり分かれた事情とは? ほか)
4 安全性指標と決算書(企業の安全性を測る流動比率、固定比率、自己資本比率 阪神とソフトバンクはコロナ危機にどう立ち向かったのか?;コニカミノルタが陥った事業転換の落とし穴 注力事業のヘルスケアが不調の理由は何か? ほか)
5 効率性・成長性指標と決算書(総資産回転率で企業全体の効率性を見る 三菱地所と東急不動産の明暗がコロナ禍で分かれた事情は何か?;有形固定資産回転率で有形固定資産の使い方を分析する 早稲田アカデミーと東京個別指導学院の事業構造の違いとは? ほか)
著者等紹介
矢部謙介[ヤベケンスケ]
中京大学国際学部・同大学大学院人文社会科学研究科教授。専門は経営分析・経営財務。1972年生まれ。慶應義塾大学理工学部卒、同大学大学院経営管理研究科でMBAを、一橋大学大学院商学研究科で博士(商学)を取得。三和総合研究所(現三菱UFJリサーチ&コンサルティング)および外資系経営コンサルティングファームのローランド・ベルガーにおいて、大手企業や中小企業を対象に、経営戦略構築、リストラクチャリング、事業部業績評価システムの導入や新規事業の立ち上げ支援といった経営コンサルティング活動に従事する。その後、現職の傍らマックスバリュ東海株式会社社外取締役なども務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)