内容説明
解析モデルの設定が妥当かわからない、予想より変形量が大きい、解析精度をもっと高めたい。CAEで壁にぶつかったとき、材料力学の知識が役に立つ。
目次
第1章 構造解析(シミュレーション)のために、なぜソフトの使用方法以外の知識が必要?
第2章 CAEで構造解析を行う前に知っておきたい、有限要素法の基礎知識
第3章 基本的な用語を理解して解析してみよう
第4章 現実の再現と「境界条件」
第5章 シミュレーションにおける物体の挙動と材料物性値
第6章 解析結果をどうやって設計に反映するのか
第7章 解析結果の解像度がよくない
第8章 応力が際限なく大きくなっていく
第9章 解析モデルが非現実的な変形をしてしまう
著者等紹介
水野操[ミズノミサオ]
1967年東京生まれ。1992年Embry‐Riddle Aeronautical University(米国フロリダ州)航空工学修士課程修了。外資系CAEベンダーにて非線形解析業務に携わった後、PLMベンダーや外資系コンサルティングファームにて、複数の大手メーカーに対する3D CAD、PLMの導入、開発プロセス改革のコンサルティングに携わる。2004年に有限会社ニコラデザイン・アンド・テクノロジーを起業。オリジナルブランド製品の展開やコンサルティング業務を推進。現在は、Hien Aero Technologies株式会社において、Urban Air Mobilityの機体開発にも従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
設計者がCAEを使う際に対面するシミュレーションのトラブルに関して、材料力学の基礎知識(一部は有限要素法)をベースに解決する方法について解説する。