内容説明
海外IRを効果的に活用できているか、これから取り組みたいがどうしたらよいか、悩まれているIR担当者は多いのではないでしょうか。海外投資家に投資してもらうためにまず考えるべきこと―それは、どうすれば投資家に会社の存在を知ってもらい、興味を持ってもらうことができるかです。昨今、アクティビストの動きが活発ですが、海外IRは、企業にとって支持株主層をいかに増やすかという観点からも非常に重要です。本書では、投資家のターゲティングからアポイント設定等のアプローチ方法、プレゼンやミーティングの進め方、効果測定、取締役会への報告まで、海外IRを効果的に進める方法を、IRの専門家と、英国にて日本株運用歴30年を超える投資家の双方の視点から解説しています。さらに投資家にとって関心の高いボラティリティの視点から、企業タイプごとの展開についても整理しています。
目次
第1章 海外IRを展開するにあたっての現在の環境
第2章 海外IRの具体的展開
第3章 アプローチ
第4章 コミュニケーション〜投資家を前にしたプレゼンの実際と効果的なミーティングの進め方
第5章 効果測定〜事後ヒアリングと今後のアクション
第6章 取締役会への報告
第7章 ボラティリティから見る企業タイプ別の海外IRの展開
著者等紹介
ハーディ智砂子[ハーディチサコ]
東京都に生まれる。慶應義塾大学文学部社会心理教育学科卒業。1990年から英国スコットランド・エジンバラ在住。現地の生命保険会社や資産運用会社などで投資業務を歴任。2006年よりフランスの大手保険グループAXA(アクサ)の資産運用会社AXA Investment Managersにて、日本株アクティブ投資の責任者を務める。2023年12月末同社退社。2024年4月より、ジェイ・ユーラス・アイアールのアドバイザーに就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
投資家のターゲティングからアポイント設定等のアプローチ方法、プレゼンやミーティングの進め方、効果測定、取締役会への報告まで、海外IRを効果的に進める方法を解説。
【目次】