内容説明
人口減少・少子高齢化時代の公共政策について、日本全体や各地域で直面する問題を取り上げ、経済学のアプローチにより、「どういう公共政策が求められているのか」「政治的な過程でどのような決定が行われるのか」の両方を理解できるよう解説。
目次
「公共政策論」とは?
第1部 公共政策の対象(外部性;公共財;情報の非対称性;不完全競争;公正性、公平性)
第2部 政治的な決定(投票による集団的意思決定;間接民主制;集団的意思決定を支える市民;集団意思決定を支える様々なプレイヤー)
第3部 新しい政策技術(人口減少時代の公共政策;費用便益分析のアップデート;実験的評価手法;集団的意思決定の補完)
著者等紹介
中川雅之[ナカガワマサユキ]
1961年秋田県生まれ。日本大学経済学部教授。1984年京都大学経済学部卒業、経済学博士(大阪大学)。1984年建設省入省後、大阪大学社会経済研究所助教授、国土交通省都市開発融資推進官などを経て2004年から現職。日本公共政策学会会長(2024年6月まで)、日本計画行政学会会長(2024年6月まで)などを歴任。『都市住宅政策の経済分析』(2003年、日本評論社)で第46回日経・経済図書文化賞、2003年NIRA大来政策研究賞を受賞。その他論文および著書で行動経済学会アサヒビール最優秀論文賞、都市住宅学会賞、日本不動産学会田中啓一賞・日本計画行政学会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
人口減少・少子高齢化時代の公共政策について、日本全体や各地域で直面する問題を取り上げ、経済学のアプローチにより理論と現実の両面から理解できるよう解説。