内容説明
これまで各非営利法人については、血税である補助金等の無駄遣いや不正経理などが新聞等でクローズアップされ、批判にさらされてきました。その結果、各非営利法人のガバナンス強化のための制度改革が立て続けに実施され、機関設計の変更や会計監査人の設置、法人全体の財務状況を明らかにし経営分析が可能なものとするための会計基準の変更やインターネット等による財務情報の公開に向けた制度改革が徐々に充実しつつあります。一方で、法人形態の異なる非営利法人同士での業務提携や役務提供を実施することも現実問題としてあり、関係者にとって各法人形態におけるガバナンス制度や会計・監査制度の違いについて最低限の知識が必要となってきています。そこで本書は、非営利法人に対する会計監査を多く担当している公認会計士等が、各々得意とする非営利法人の種類ごとに、同じ共通テーマ(項目)に沿って執筆し編集しています。
目次
序章 非営利法人の概要
第1章 一般社団・財団法人
第2章 公益社団・財団法人
第3章 社会福祉法人
第4章 社会福祉連携推進法人
第5章 医療法人
第6章 地域医療連携推進法人
第7章 学校法人
第8章 労働組合
第9章 消費生活協同組合
出版社内容情報
一般社団・財団法人、公益社団・財団法人、社会福祉法人など9種類の非営利法人の会計・監査の取扱いをまとめた1冊。形態の異なる法人同士での業務提携などにも有用。