内容説明
2018年以降、施工上の不備が相次いで発覚したことにより、補修工事費用が巨額に上り、売上も急激に落ち込み、経営危機に陥ったレオパレス21は、かつて経験したことのない多くの会計・監査上の検討課題に直面した。この難局に、経理の現場はいかに対応していったのか。各課題ごとに、(1)背景、(2)会計基準、(3)会計実務、(4)監査法人との協議、(5)振り返りに分けて、つまびらかにする。
目次
第1章 レオパレス21の概要と会計・監査上の課題
第2章 補修工事関連損失引当金
第3章 偶発債務
第4章 空室損失引当金
第5章 継続企業の前提に関する注記
第6章 繰延税金資産の回収可能性
第7章 固定資産の減損損失
第8章 関係会社株式等の減損損失
第9章 収益認識
著者等紹介
日野原克巳[ヒノハラカツミ]
公認会計士。1980(昭和55)年、開成高校卒業。2015(平成27)年、株式会社レオパレス21入社、財務経理部に配属。主な公的委員として、元独立行政法人中小企業基盤整備機構投資評価委員、元日本公認会計士協会北海道会副会長など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
日野原 克巳[ヒノハラ カツミ]
著・文・その他